みなさんこんにちは、スタフ屋の右京崇です。
以前付け焼刃的な修理をしたSL-XP50ですが、遂にごまかしがきかなくなったので全てのコンデンサを交換しました。
2011年1月7日記事「Panasonic SL-XP50を直しました。」http://pcdp.sblo.jp/article/42440057.html
今回のトラブルもまた「電源は入るもディスクがマトモな速度で回転せず、すぐに電源が切れる」という、頻出パターンの一つでした。
前回作業後も怪しい状態でありながら、これまでコンデンサ全交換を渋っていた理由は貴重な個体を壊してしまったらマズイという事と、クリアランスが少なくコンデンサ交換が困難であるという事の二つが主です。
しかしこの度どうしようもない状態になってしまったので壊しても良いやくらいの気持ちでエイヤッと作業しました。
詳細は既に本家サイト「スタフ屋」に掲載した通りでございます。
スタフ屋 ポータブルCDプレーヤー(松下 Panasonic SL-XP50) 修理(電解コンデンサ全交換)→http://www.sutafuya.net/pcdp2/slxp50-1.html
私と同じようにスペースの問題でコンデンサ交換を躊躇っている方もいると思います。ほんのちょっとでも参考になればということで、いつもより詳細に写真を掲載しています。
今度こそ完全復活です。コンデンサーを全て交換してリフレッシュしたSL-XP50はキビキビとCDを読み込みます。
わかっちゃいることですがやはり感動的ですし、愛着もわきますね。
このサイズでこの音質、そして世界でもっとも普及している単三2本で駆動。
PCDPの完成形とはまさにコレのことです。
スタフ屋→http://www.sutafuya.net/
ポータブルCDプレーヤー紹介→http://www.sutafuya.net/pcdptop.html
SL-XP50紹介→http://www.sutafuya.net/pcdp/slxp50.html
【日記の最新記事】
(実際海外モデルにSL-XP6というそっくりな機種があります)
最近SL-XP3を修理しましたがそれよりだいぶ内部基板は集積されていますね。ここからXP50までの数年が進化のポイントだったのでしょうか。
XP3は電池が外付けでしかも10本も使うので持ち運びはほぼ出来ないのがネックでしたがXP50は単三駆動とまさに言う事無しな気がします。
海外同等モデルはXP6なのですね。
そうですね、二層構造は似ていますが明らかにこちらのほうが詰まっています。
こういった二層構造がこれでおしまいなのはやはりコストは当然ですが修理・メンテナンス性の悪さも有るでしょうね。
(実際可変抵抗のポイント調整ですらいちいち基板を分離しないといけません・・・)
PCDPといえば最近(と言ってもこの10年・・・)なら少ない電池本数で省電力なのはSONYで、電池本数が多いのは松下というイメージがあります。
しかしこちらはこのころSONYが4AAなのに対して2AAで、しかもこのサイジングですからねぇ。電池持続時間も十分ありますし恐ろしいです。
ポータブルCDといえばほとんどが2AA駆動ですが、このXP50は最初の2AA機種にして既に完成しているというのがもう・・・