2010年01月11日

PCDP三機種聴き比べ


本日の持ち出し機種:Panasonic SL-S300
本日の持ち出しCD :工藤静香「rosette」



みなさんこんにちは。スタフ屋の右京崇です。
本日の記事はいつも以上に酷く、さらに偏見に満ち満ちている可能性もありますのでご注意ください。


今回はPCDPサイトらしく、聴き比べなんかをやってみようと思います。

しかし残念ながらヘッドホンと私の耳とCDの録音があまり良いものではない可能性があるため、ちょっとアレな面もあります。

とはいえ、全ての人がみんな高級ヘッドホンを使って素晴らしい録音の楽曲ばかりを聴いているワケではないので大目に見てやってください。


20100111sls110180dne820.jpg

今回の聴き比べに用いるものは以下の通りです。
PCDP
○Panasonic SL-S180改(1994)
○Panasonic SL-S110改(1994)
○SONY D-NE820(2004)
HP
○PIONEER MONITOR8
CD
○南翔子「Shangri-La」「Sophisticated」
○MADONNA「LIKE A PRAYER」
クラッシックやジャズなどのCDも沢山ありますが、あまりヘンに見栄を張ったりたいそうなことをやると、後々まずいことになっても嫌なので、自分の好きな人の好きなCDを聴くという、本当に何の役にも立たないくらいのレベルでやっていこうと考えています。

なんかぜんぜんわけのわからない選択のような気もしますが、これにはちゃんと理由があります。

今回の三機種は、私のお気に入りかつ使用頻度が多い機種から選び出したものです。

まあまたこれからも様々な組み合わせで色々と試していきますので、その中のひとつということでお願いします。

今回はアナログアンプのオールド機代表とデジタルアンプの新機種代表の新旧対決ですね。

Panasonicの二機種は中期SL-Sシリーズの機種で、標準のままでもとても良い音を出す機種であります。
先日コンデンサーを交換して良好な結果が得られたということもありますね。

そしてSONYの機種は最近のものです。
所持しているSONYのデジタルアンプ搭載機種中で一番気に入っているのでこれにしました。

実はこのD-NE820、オールド機かぶれの私イチ押しの機種なんですよ。
そらほんまもんのオールド機とは違うものの、デジタルアンプ搭載の新しめの機種としては一番傾向が似ているといいますか、オールド機にこだわりがあってもすんなりと使える機種だと感じました。


あまり曲ごとの結果を書き連ねるのも前述の通り非常にアレなので、とても簡潔に書こうと思います。

まず、SL-S二台は改造機ということで元々とは違う音を出しています。
コンデンサー交換で元々よりも全ての面で向上していますが、特に、オールド機の味を残しつつより音がクリアーになったという点に注目です。

だいたいの新しい機種はクリアーさを売りにしています。
標準のままでは音のクリアーさでオールド機は新機種に負けてしまうかもしれません。

そこで、改造してより一層クリアーな音を出せるようになったオールド機はデジアン機のクリアーさに太刀打ちできるのかということなんですね。


結論は、豊かさ・広さ・厚み・原音忠実性・クリアーさなど、どれをとってもオールド機の勝ちでした。負けたのは駆動時間・サイズ・重量くらいですね。
D-NE820も良い音を出しますが、まあどうしようもないでしょう。
標準のままでも大部分でオールド機が勝っているわけですから当然といえば当然のことです。

Panasonicの二機種についてだけ見ても、もともとの設計に加え、選択コンデンサーの影響もあり、音質傾向に差が出ました。

SL-S180改のほうが全体的に豊かで力強い音を出しました。ただクリアーさと弦楽器の生々しさではSL-S110改が上でした。

この程度の機器でもこれだけ差が出るのは、やっぱり何度コンデンサー交換をやっても興味深いものがあります。


今回は何を言いたかったのかというと、やっぱりオールド機は素晴らしいということなんですね。標準のままでも勿論十分に良いのですが、コンデンサーを交換することで潜在能力をさらに引き出して、より良い音を味わえるのです。

今回どの面でも及ばなかったSONYのD-NE820も音質の悪い機種ではありませんから、それだけオールド機の音は良いということなんですね。

というか、寧ろD-NE820の実力の高さに驚きました。オールド機(それも改造機)にこれだけ追い縋るのは流石といいますか、やっぱりPCDPはどれも音が良いということなんですねぇ。


PCDPとしての総合力や携帯性能ということになると、また色々と変わってきます。SONY D-EJ2000の記事中でも少し書いたかもしれません。

でも音質面をみれば、オールド機は独活の大木なんかじゃないと、直接比べてみて改めて感じます。



スタフ屋→http://www.sutafuya.net/
SL-S110紹介→http://www.sutafuya.net/pcdp/sls110.html
SL-S180紹介→http://www.sutafuya.net/pcdp/sls180.html
D-NE820紹介→http://www.sutafuya.net/pcdp/dne820.html
SL-S110コンデンサ交換→http://www.sutafuya.net/pcdp/sls110-1.html
SL-S180コンデンサ交換→http://www.sutafuya.net/pcdp/sls180-1.html
posted by うきょうたかし at 18:41| Comment(0) | TrackBack(0) | PCDP
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