みなさんこんにちは。スタフ屋の右京崇です。
先日新宿で行われたSENNHEISER SHOWCASE2016 TOKYOに足を運び、HE-1を聴くことができたので報告いたします。

まずはじめにこの手のオーディオイベントは土日開催が常で、土日が仕事である私は行きたくてもいけないという悩みがありました。しかし今回のイベントはなんとなんと金曜土曜開催ということで、また、この金曜が丁度休みだったということもあり、これは聴きに行くしかないと。
足を運ぶと案の定平日ということで、また場所柄もあってか、予想通りすいていました。
イヤフォンやヘッドフォン、マイクやその他プロ用機器の展示が主体ではありますが目指す目標はただ一つ。
オルフェウス、もといHE-1のみ!


素晴らしい佇まいです。まさに芸術作品といったところでしょうか・・・
さて、このようなイベントでは主催者側が用意する音源しか聴けないと思っていましたが、手持ちの機器もつなげるということだったので早速手持ちのSL-S30をつなぎました。

しかしそれならば、もっとマトモな機器を持ってくるべきでしたね。(D-EJ2000→DR.DAC3の構成を持ってくればよかった)
更に言えば聴きたかった稀代のヴォーカリスト南翔子のCDも持っていく心算が家に忘れてきましたし、散々ですね。
人が少ないとはいえやはり目玉のこいつは独占しづらい状況でしたが、それでも三度にわけて計20分くらいは聴くことができたでしょうか。再生したのは刀根麻理子・椎名林檎・アーバンギャルドetc.
こういった試聴で20分といえば長いですが、HE-1を聴くのに十分な時間など、何年何十年かけても決して足りないでしょう・・・
とにかく体験したことのないような非常に濃密で濃厚な音。圧倒、圧倒、圧倒。
支配、圧倒、荘厳、神の座・・・
低域は恐ろしく豊かであり緻密さと豪胆さを兼ね備え、さらには中域のリアルさと量感、高域のノビ。
確かに今回は再生機の問題もあってか、若しくは機器の特性上か、高域のクリアネスや解像感は最新のハイファイなサウンドと比べれば劣るところもあるように思いました。しかし、音の全体の質感や量感、描き方、金管楽器や弦楽器をはじめとした楽器の再現性のすばらしさは恐らく唯一にして最高のものでしょう。
たとえ買うお金があってもそう簡単には入手できそうもないこのヘッドフォンユニットではありますが、HE-1、このような素晴らしい機器を生涯の間に手にしてみたい、そんな短い20分でありました。
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すぐには出来ないと思いますが、検討しようとおもいます。