2015年01月22日

OHMの新機種? OHM CDP-830Z



みなさんこんにちは。スタフ屋の右京崇です。
前回の更新で購入したうちの、今回は380Zと同じなのではないか?という予測を誰もがしていたであろう、CDP-830Zについてです。
3866は運悪くハズレ個体を引いてしまったようで、正常というかスムーズに再生開始されません。
購入店での返品交換かメーカー修理に出そうかとも考えましたが、どちらも面倒なんでまあ別に良いかなと諦めムードです。


20150122001.jpg

写真の左側が830Zですね。
パッケージは微妙に異なりますが380Zとほぼ同じです。

さておさらいしましょう。
パッと見た目は380Zと全く同じですが、カラーラインナップが違います。380Zはブラックシルバーレッドホワイトの4色、830Zはシルバーホワイトピンクの3色。同じ色も微妙に質感が違う?かもしれません。380Zのシルバー、830Zのホワイトを持っていないので実物での比較が出来ません、スミマセン。
あとは上蓋のaudiocommのロゴがダサくなってしまったことでしょうか。
380Zはオシャレなフォントでしたがこちらは標準フォントで安っぽいです。

そしてもう一ついただけないポイント、価格が高いことですね。
380Zが約3000円に対し830Zは約5000円と、2000円も高いです。
先ほども書いたようにパッと見には差が無いので、例えばACアダプタが付いているであるとか付属イヤフォンが高品位なもの、音質向上、などのポイントがないと時期が時期だけにソニー2機種がなくなったということで新機種登場を装った値上げ戦略なのかなと感じてしまいます。


さて、色々前置きが長くなってもアレですから、早速あけてみました。

20150122002.jpg

早い話380Z=830Zです。
厳密に言うと若干違いますが、今出回っている380Zとは同じなのではないかと思います。
どういうことかというと、私の380Zは初期出荷のため、今出回っている380Zは私の持っているものとリビジョンが違うマイチェン版の可能性があるということなんですね。
因みに私の持っている380Zと比べるとメイン基板が一緒で実装コンデンサが3個(2個は耐圧が25Vから10Vになっているだけなので実質1個)違いました。
電源付近の100uFが47uFになっています。動作不良等の対策なのか、コストダウンなのか・・・

20150122005.jpg

音質についてはもう言うまでもないと思います。380Zと全く同じなのですから全く同じです。
スタンダードでありながら十二分の音質。
中国系機種らしいホワイトノイズは否めないところですが、今あえて音を楽しむためにPCDPを使っている皆さんなら所謂鳴らしにくいヘッドフォンイヤフォンのユーザーが多いでしょうから、ホワイトノイズなんて気にならないレベルだと思います。
実際ER-4Sではホワイトノイズはほぼないといって良いレベルに落ち着きます。

クリアネスや広さ、ノビは物足りない感もありますが、芯も通っているし音質レベルとしては満足のいくものです。
どんどんと劣悪個体ばかりになってきているジャンク市場でヘタにオールド機をあさるくらいなら、はじめから380Zか830Zを購入するほうが賢明であると思います。

今回はピンク色もあり、女性ユーザーにもうれしい選択肢が増えたのではないでしょうか。


ただレビューするだけでは私らしくないのであけたついででコンデンサ交換。
今回投入するものはこちら、VISHAY 597D 6.3V330uF(1個600円)です。

20150122003.jpg

ソニーのオールドディスクマンでもおなじみ、「ヴィシェイ・オレンヂ」。このカラーが高音質を予感させます。
ヴィシェイのオレンジ色のタンタルコンはこのほかにも594Dなど何種類かあるのですが、どれも低ESR高リプルを実現した、高い良いコンデンサです。

正直なところ830Zに投入するのは勿体無い(2個使うので1200円)というアレはありますが、ネタにもなるしいいじゃないかと。

20150122004.jpg

面実装は出来ないので残念な実装ですが、問題ないでしょう。


さて音質ですがこれは圧巻・・・
SL-XP3をゲットしたときの感動に勝るとも劣らない衝撃ですね。

部品については最近ではニチコン(いまはAVX製)MUSE F95がお気に入りで特にオススメしているのですが、この597Dはまさに異次元の音質と言うべきものがありました。

まず写真にあるとおり最も簡単に音が変わる部位であるHPカップリングコンを純正のSAMCON10V220uFから交換そして試聴。
まず全体的に感じる薄いヴェールは無くなり、至極クリア。
若干低域が増したのは容量を増やしたからでしょう。全体的なクリアネスと空気感は格がいくつも違うレベルであり、音の重厚さというものは望むべくも無いですが、無駄を徹底的に省いたシャープで強い芯を感じます。もともと芯は通っている音質の機種ですが、その芯にある無駄な脂肪を徹底的にそぎ落とし、同じ体積分の筋肉で固めたというイメージです。

上のノビやヴォーカルのリアリティ、同じ機種であることが嘘のような音質差です。
MUSE F95でも明らかな音質差に驚愕しましたが、その更に上を行く衝撃です。1個600円で最低限この2個を換えるのに1200円も掛かりますが、音を聴けばタダも同然の安い買い物です。5000円出しても惜しくは無いでしょう。

F95がハイクオリティな美音であるならば597Dはラグジュアリーな美音です。
どちらも非常にレベルの高いものですが597DはF95を更に豪華絢爛に、でもうるさくない、そんな美しさを感じます。

私のお気に入り機種の整備個体と比べても全く遜色が無いどころか、ひとつのキャラクターとして立つレベルになりました。

数ある優良機種に投入したらどうなってしまうのでしょうか。
VISHAY 597D、私の新しい指名コンデンサになりました。



スタフ屋→http://www.sutafuya.net/
オーム電機公式→http://www.ohm-electric.co.jp/product/c13/c1307/
(CDP-830Zはまだ掲載されていません。)

タグ:DIY OHM
posted by うきょうたかし at 21:55| Comment(2) | TrackBack(0) | PCDP
この記事へのコメント
初めまして。
興味深い情報をありがとうございます。
うきょう様の場合はヘッドホン主体の使用とお見受けしていますが、私は据え置きです。
と言いますのも、メインのオーディオ機器をミニコンサイズで揃えているのですが、ONKYOの155の調子が悪くなってきていまして。
代わりを探したのですが、近年このサイズの低価格のCDプレーヤーがほとんど無くなってしまい困っていました。残るはDENONだけなんですが、これも結構なお値段で、いつまであるものやら、です。
そこで、ポータブルCDの使用を考えました。
ポータブルCDなら「隙間製品」として、今しばらくは作られ続けるのではないか?と。
初めて買ったCDプレーヤーがTechnicsSL-XP7で、これに無理矢理足を付けて据え置いていましたので、原点回帰でもあります。

前置きが長くなりまして、すみません。
それで830Zを購入しました。
鳴ればイイや、とLINE-OUTから音出ししましたら、音チッサ!音質スッカスカやん!で。
で、ネットをウロウロしまして、うきょう様に行き当たった訳です。

PAA3というスペアナで1kHz0dBを見ましたら、ONKYOで1.9Vあるのに対し、830は0.6Vしか出ていませんでした。その差は10dB。
それでラインアンプを付けたいと。
私はスピーカー専で電子回路は詳しくありませんので、そちら担当の友人に相談して超小型のラインアンプを作ってもらいました。
その後、うきょう様のお話を参考に出力コンデンサーの交換を検討してもらったんですが…

ここからが本題です(申し訳ありません)。
ご存じと思うのですが、ヘッドホン出力にヘッドホンアンプが搭載されているのに対して、ラインはDACの出力からカップリングコンデンサー?を介し、オペアンプ無しで直出しされているようです。で、言われました。
「あそこのコンデンサー変えてもオマエの使い方には全く意味ないw」
と。
「DAC出力のパターンを当たってカップリングコンを変えた」
「ついでにヘッドホン出力のコンデンサーも変えておいた」
そうです。

結果
1.DAC直出しのライン出力にアンプが繋がった
2.DACの出力カップリングコンデンサーを交換
3.ヘッドホン出力のコンデンサーも交換

音は据え置き中級機不要と思えるモノでした。
「3」について、うきょう様を参考にさせていただいたのは言うまでもありませんが、「1」「2」が参考になればと思いまして、mailさせていただきました。「当然の如くご存じ」でしたら、大変失礼な内容ですので、先にお詫びします。

冒頭と重複しますが、貴重な情報をありがとうございました。
稚拙な長文で申し訳ありません。
大変失礼いたしました。
Posted by 変態S at 2016年03月01日 00:13
コメントありがとうございます。

そうですね、ライン出力使用の場合はそちらを対策すると良いと思います。


安いポータブル機をどう愉しむかが面白いわけですね。
Posted by 右京崇 at 2016年03月06日 20:59
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