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みなさんこんにちは。スタフ屋の右京崇です。
最近は購入報告ブログ化していて、拙ブログが更にダメダメになっていますね。
ブログ設置時から実はPCDPや近況を紹介・報告しているようでしていないという事が現状で、まったく話題にはしていないですが多少の所有機種増加や多くの整備・修理を重ねていたりします。
そんなわけで今回は私の最近のPCDP保守について紹介したいと思います。
以前から親交の有るとある方に質問していただいたことで記事を書こうと思い立ったわけですが、大まかに言うと私のコンデンサ交換の選定等について。
これはPCDPに限らずパーツ交換等で遊んでいる方は皆さん様々なパターンで作業をされていて、例えばなるべくオリジナルと同じものでいくパターン、オリジナルでは物足りない・不味い部分を対策してブラッシュアップするパターン、適材適所でいいものを惜しみなく投入するパターン、などなどこうしたパターンをメインに色々な目的で整備・改造を行っているでしょう。
私は知識・技術とも拙い身ではありますが一応何かしらの目的をもって手を加えています。
最近は特に古い機種の保守ということが最重要項目であり、以前にも話題にしていますが、全部交換整備するかそれとも特定個体だけ残してあとは劣化の著しい部品を外して保管するかなど、いったいどうしたものかと考えていました。
それについてのベストアンサーはなかなか出ないものであり、どの方法を選択しても一長一短というところですが、とりあえず現時点では三台以上ある機種については以下のようなパターンをとることにしています。
○オリジナルになるべく近いコンデンサ選定で保存する個体
○音質対策・向上等を考えたコンデンサ選定で保存する個体
○電解コンデンサをすべて外して寝かせる個体
先の二つはいつでも使用できるものであり、最後のものは完全に保存用ですね。
このようにすればオリジナルに近い音をより長い間楽しめますし、自分の狙った(実力をより引き出した)音の個体も楽しめ、同時に長期間保管しながら適宜パーツ取りやまた新たな解釈の個体のベースになるものも温存できるわけですね。
こればっかりではありませんが、大体はこうした格好で保守していこうかなという流れです。
最近ではD-111に手を加えていますが、以下の記事にもあるとおり以前十分なパーツ選定で整備した個体があるので、今回は残りの所有2個体を片方はなるべくオリジナルに近いパーツ構成でリフレッシュして、もう片方は全ての電解コンを外して保管することにしました。
2011年09月30日記事「実力派の最下位機種SONY D-111」→http://pcdp.sblo.jp/article/48248368.html
スペースに余裕はありますが、5mm高標準品がメインのオリジナルになるべく近いパーツ選定です。

聴き比べをしてみて改めて感じたことはこのようにちょっとコンデンサを変えるだけで音がすぐに変化するおもしろさと、それぞれ目的をもったコンデンサ選定であり狙ったような音質傾向になったことですが、それ以上に松下のコンデンサは音が良いナァ・・・と。
松下KS黒スリーブは5mm高標準品ではありますが、非常に歯切れの良いサウンドはディスクマンからER-4などにつなぐ場合に本当にうまいこと合ってくるもので、東信UTSJとルビコンBlackGateを投入した個体に比べてもあるいはこっちのほうがバランスが良くまた好みであるかもしれない、など松下コンデンサの実力を再認識することになりました。
今回はこうした一例ですが、他にも多くの機種で多くのパターンを試すことが出来ると思います。私の場合はただポン付けする程度のことしか出来ないため毎度かわりばえのしないものではありますが、私は十分満足に楽しむことが出来ているのでこれでよしとしています。
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