本日の持ち出し機種:Panasonic SL-S330改
本日の持ち出しCD :電気式華憐音楽集団 Gig Grimoire
みなさんこんにちは。スタフ屋の右京崇です。
先日店頭で一目惚れした機種が有り、悩んだ結果購入に至ったので報告いたします。
こちら、AKGのK618DJです。

全く存在を認知していなかったのですが、暇つぶしにヘッドフォン売り場をうろついていたらこの洗練されたデザインに惹かれました。
この独特でお洒落な形状はK550と同じ流れですよね。
折りたたみの構造などはこちら過去のもの(写真はJBLブランドReference410、AKG K26P相当)と基本的には同じものですが、特に耐久性や装着時安定性などの面で大幅に改善されています。事実私は左の機種の音やコンパクト振りを気に入っているものの、全くうまく装着できないことと耐久性の面で完全に肥やし化しています。

このK618DJは名前の通りDJフォンということでやはり低音をかなり押し上げた音でしたが、とりあえず店頭での試聴では電車フォンとしてHD25と使いわけられる左右エースになるのではないかと判断しました。
このデザインとカラーリング、小型堅牢ぶり、音質、ブランド等多くの点から魅力を感じ、まあそれなりに値は張るのだろうなと思っていたらなんと1万円フラットではないですか。価格対性能の非常によいライトユーザにもお勧めできる機種ではないかと思いました。
さて購入直後からの感想ですが、確かに音の傾向や価格帯からのアレもあるでしょう、音の全体像が特に小音量時にピンボケしたようにはなるのですが、意外と鮮明に鳴らす音も有ったり、または意外なほどに音を拾ってくれるということで、今後エージングで低〜中域の音が締まればこれは中々に面白いのではないかと感じました。
欠点は側圧が若干強いことと、どうしても音量を上げてしまいがちになるところでしょうか。
個人的に気に入ったところはずれにくいところと、装着時の収まりぶり、あとはパッドでしょうか。
SONY XBシリーズ(所謂タイヤフォン)のようなパッドですが、あちらは特にメガネをかけている人は同じように感じたと思いますが、凹凸追従性が悪いので確かにふかふかではありますが気密性が悪く音も漏れるわウリの低音もダメダメになるわというアレがありました。しかしこちらは顔の凹凸をうまく捉えてくれ、そういったマイナス点を感じませんでした。側圧の強さも有ってなんでしょうけどね。
そうした優良なパッドと強めの側圧から音漏れの少なさや遮音性はやはり優秀であり、特に後者は印象的でした。
総合的に見て、先にも書いたとおり多くの点からポータブルユースのヘッドフォンとして中々に良い機種のひとつといえるでしょう。価格も安く都会的なデザインもあり今後定番機種のひとつになるのではないかと思いました。
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