2012年01月19日

Victor HP-F1を入手しました


本日の持ち出し機種:Panasonic SL-CT790 + D12Hj + 音松PHPA改
本日の持ち出しCD :東京事変「大人」、網浜直子「Amie's 2nd Avenue」



みなさんこんにちは。スタフ屋の右京崇です。

もうみなさんご存知の通り、東京事変が解散することになりましたね。
本日持ち出したCDアルバム「アダルト」以降すっかりはまってしまっていたのでとても残念です。ですが、これからまた違った形で音楽活動をされることと思うのでそれを楽しみにしています。


さて、本題の通り新しくイヤフォンを入手しました。

20120119001.jpg


ジャンク漁りをしているとたまに純正でないものが付属してくることがありまよね。
このイヤフォンもそれでした。

通常(グレードも状態も)ろくなイヤフォンがついてこないということで大体いつも直ぐにポイしているのですが、今回のこのイヤフォンだけは雰囲気がちょっと違いますよね。

時代を感じさせるデザインに普段とは違うソレを感じました。

とりあえず清掃して聴いてみるとこれが素晴らしく良いのです。
ちょうどER-4Sの中低域を薄っぺらくしたかわりにハイを伸ばしたような、実にきれいな音を鳴らすではありませんか。
特に女性ヴォーカルが良いです。艶っぽくなるのではなく、冷たい感じになるのですが、これが本当に良い感じに出してくれるんですよ。ゾクゾクくるようなトーン・・・至高です。

この手の小さいイヤフォンの高域寄り機種にありがちなチープさやスカスカ感はまったくありません。

音場こそ狭いものの一音一音をくっきり鳴らす点を気に入りました。


早速型番やスペックを調べようと思ったのですが、本体に型番が書かれていないためホームページ等を順番にアタックするしかありませんでした。

一通り探して見当たらなかったのですが、古いものなら
「ヘッドフォン近代博物館」さん→ http://20cheaddatebase.web.fc2.com/
にあるのでは?と思い探してみるとビンゴでした。

ヘッドフォン近代博物館 Vivtor HP-F1頁
http://20cheaddatebase.web.fc2.com/VICTOR/HP-F1.html

これによると1982年〜1985年に作られていた機種のようですね。
なんとCDが出る以前の機種ながら所謂ローファイではない、これだけハイが伸びる音質傾向は流石フラッグシップといったところでしょうか。

32オームの割にはかなり音量が取れない(HD25-1Uよりも若干取れない)のですが、オールド機には相性バッチリですね。


早速純正のように赤いイヤフォン用スポンジを取り付けました。
スポンジを付けるとこの独特なハイの魅力が失われてしまいました。それでもかなり良く出てはいますが・・・

聴きやすくまろやかな感じになりましたね。

スポンジを外して独特なサウンドを楽しむか、または汚れ防止と純正仕様を意識するか・・・
中々悩みどころです。


20120119002.jpg

Discman D-223(1992)とあわせてみました。実に見栄えがしますね。(これでもD-223が10年新しい)
これで歌謡曲を聴くというのはまさにロマンであると思います。勿論音質の妥協もありません。見てよし聴いてよしの実力派ロマン構成ですね。


今尚色褪せない魅力たっぷりのビクターHP-F1、大変気に入りました。

簡単に入手することは出来ないでしょうが、注目していきたい型番の一つになりました。


スタフ屋→http://www.sutafuya.net/
posted by うきょうたかし at 03:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2012年01月07日

D-NE241とSL-CT352の簡易比較


本日の持ち出し機種:
本日の持ち出しCD :



みなさんこんにちは。スタフ屋の右京崇です。

一週ほど遅くなりましたがあけましておめでとうございます。本年もサイト・ブログともどもどうぞ宜しくお願いいたします。


さて今回はお待たせしておりますD-NE241とSL-CT352の簡単な比較についてです。

D-NE241はD-EJ002やD-NE730などと比較されることが多いであろう機種ですが、なぜ今回私はパナソニックのSL-CT352と比較をするのか。

それは他ではやっていないだろうということもありますが、やはり一見したときのデザイン、操作性、グレードなど、両者よく似ていると感じるからです。


両機種とも本家サイトに写真と解説を掲載していますが、下の写真をご覧ください。
とてもよく似ていますね。

20120107001.jpg


今回は簡単な比較ということで細かいところは省略しますが、まず違う点は駆動電源です。
D-NE241は単三2本に対し、SL-CT352は単四2本です。

単三も単四も世界中どこでも容易に手に入りますから、入手性・汎用性という点では両機種とも全く不自由がありません。

単三と単四は当然容量が違いますから、駆動時間、そして厚みという点で両者に差が出てきます。駆動時間はこれ以外の機種でも、一般に単四使用機種より単三使用機種のほうが長くなります。
その代わりに単三使用機種は単四使用機種より分厚くなります。

下の写真ではSL-CT352の最も厚い部分が死角になっているためかなりの差があるように見えますが、実際に差は大きいです。

20120107002.jpg


両機種とも上面に液晶画面と操作部がありますから、同年代の同一電源機種よりも気持ち分厚くなっています。


次に操作性・視認性についてです。

これはもう両機種とも上部に画面と操作部の全てがついていますから、好みの問題と言って良いくらいです。

私はSL-CT352の方が好きですが、鞄などに忍ばせた際誤操作の可能性が大きいのもこちらですから、両機種とも若干の良し悪しあるということですね。


次はデザイン性です。

両機種ともよく似ていますが、カラーバリエーションがD-NE241が黒と銀、SL-CT352が銀と青ということも考慮に入れて、どちらかというとスマートで格好良いのはD-NE241、かわいいのはSL-CT352、という印象です。


最後に音質について。

どちらとも所謂「全盛」の音には程遠いものではありますが、両機種とも駆動時間や音飛び防止性能を考えれば文句はないレベルでしょう。

両機種とも実際に実用上全く問題のないレベルにあります。

D-NE241はアナログアンプ機であり、音質傾向としては低〜中域よりであるのではないでしょうか。悪く言えば全体的にもっさりしていて、全体的にもっさりしていて、中高域の明瞭さの無さが気になるというところでしょうか。

SL-CT352はデジタルアンプ機であり、所謂松下サウンドの傾向を持っています。
デジタルアンプもあってか割と中高域の印象がよく、特に安価な機種にありがちな高域の物足りなさは感じません。ただ、全体的に特徴がないといいますか、線が細い印象はぬぐえません。


両機種とも往年の「ディスクマンサウンド」や「松下サウンド」を期待すると拍子抜けしてしまうものですが、先にも書いた通り駆動時間やサイズなど広く考えてみれば日々の実用機種として全く不自由のない機種であると思います。


D-NE241は現行機種であり値も張りますが新品購入が可能で、対してSL-CT352は中古のみで安く購入可能ですが程度については未知数、というところです。

両機種とも持っておいて損のない一台であることは間違いないので、デザインや音質傾向の好み、または予算に応じて選択して頂ければ良い感じでしょう。



スタフ屋→http://www.sutafuya.net/
ポータブルCDプレーヤー紹介→http://www.sutafuya.net/pcdp/pcdp.html
SONY D-NE241紹介→http://www.sutafuya.net/pcdp/dne241.html
Panasonic SL-CT352紹介→http://www.sutafuya.net/pcdp/slct352.html
タグ:Panasonic SONY
posted by うきょうたかし at 04:53| Comment(0) | TrackBack(0) | PCDP