2011年09月30日

実力派の最下位機種SONY D-111


本日の持ち出し機種:SONY D-111改
本日の持ち出しCD :中原めいこ「MOGA」



みなさんこんにちは。スタフ屋の右京崇です。
今日は少々暑い一日でしたが、先週末くらいから随分と気温が下がり秋の訪れを感じる今日この頃です。


ところで今回は最下位機種ながら「今」を考えたときに上位機種よりも耐久性や整備性などが優れた、音質も全く劣ることのない実力派の一台を紹介したいと思います。

こちら、SONYのD-111です。

20110930001d111.jpg


少々大きめながら操作性や視認性の良さが使いやすさを感じさせる一台です。
シャンパンゴールドに緑という一風変わったカラーも実においしいですね。ほかにモスグリーン系もあります。


型番からD-211,D-311の下位機種であると思います。92-93年頃の機種ですね。

上位のD-211は同じようなサイズですが表面実装があり、際立った薄さが印象的なD-311は当然の如く表面実装電解が並んでいます。

しかしこの最下位機種であるD-111は全てがスルーホールの電解コンデンサです。クリアランスもスイッチ回りを除けば余裕があり、経年劣化の整備や音響用コンデンサなどを入れて遊ぶことを考えれば上位機種よりも優れている一台です。


先に「今」を考えればと書きましたが、90年代前半までの機種では特にこの電解コンデンサの劣化が大きな問題になってきています。特に表面実装のものは経験上スルーホールのものよりも故障率が高めで、電解液を噴いたときに直ちに基板に影響を与える可能性が高い厄介な存在です。
取り外す際に基板を破損させるリスクも大きいですね。

そういったことから「今」古いPCDPを整備することを考えれば、表面実装コンデンサが並んだ薄型機よりもスルーホールコンデンサの分厚い機種のほうが優秀であるといえます。


今も昔も上位機種はより薄くコンパクトに、を意識しているため、上位機種よりも下位機種のほうが「良い」といえるポイントが存在する例は往々にしてあります。


さて、このD-111を使用してみた感想ですが、サイズが大きいということでやはり携帯性は悪いです。

しかしD-223と全く同じボタン配列は実に操作性がよく、鞄に忍ばせて操作する際も不便がありません。


音質は近いところではD-101/202系で、実に凶悪なDBBや力強い音が印象的ですが、D-101系やD-223系に比べると音楽やヘッドフォンの得手不得手相性があるようにも感じました。

ですが、ハマった時の音質は実に個性的且つ驚異的なもので、広さや豊かさなど、何時までも聴いていたいと思わせるものがありました。

HD25-1Uとあわせて歌謡曲などを聴いてみると、情報量や広さ豊かさはハイビット機のそれを感じさせるほどの実力でした。

残念ながらもっと大きいヘッドフォンや、また曲によって合わない場合はうるさすぎたりつぶれてしまったりということもありました。先に書いた音楽やヘッドフォンの得手不得手相性ですね。

どんな機種にも有り得ることですが、この機種は特にその傾向が強いと感じました。

サイズも重量も大き目でデザインやカラーも好みが分かれるところではありますが、音質や整備性、互換性などさまざまな面からみて実に完成度の高い実力派機種のひとつといえるでしょう。


現在よく使用している私のD-111はこのようになっています。もともとのそういった個性がより強くなりました。

20110930002d111.jpg



スタフ屋→http://www.sutafuya.net/
ポータブルCD紹介→http://www.sutafuya.net/pcdp/pcdp.html
SONY D-111紹介→http://www.sutafuya.net/pcdp/d111.html
タグ:SONY Discman
posted by うきょうたかし at 03:12| Comment(2) | TrackBack(0) | PCDP

2011年09月14日

新製品情報 SONY Walkman Z1000シリーズ


本日の持ち出し機種:CASIO PZ-800改
本日の持ち出しCD :早見優「MOMENTS」ほか



みなさんこんにちは。スタフ屋の右京崇です。
もうみなさんご存知でしょう、ソニーからウォークマンの新製品が発売されますね。


“ウォークマン”Zシリーズ | 商品ラインアップ | ポータブルオーディオプレーヤー WALKMAN “ウォークマン” | ソニー
http://www.sony.jp/walkman/lineup/z_series/


なんとZ1000シリーズだそうで。

型番つながりでMDR-Z1000とあわせたいところですがまあアレでしょう。

スマートフォンのような形ですがデザインもカラーも格好良いですね。
なんで容量のラインナップが256GBと128GBでないのか、全く理解が出来ませんがまあそういうもんなんでしょうね。そこんところダメですね。



で、ここで私が期待するものはD-Z1000ですよ。

Z1000シリーズの最高峰、CD Walkman D-Z1000。

D-Z555の正統後継モデルであるこの機種は、内臓リチウムポリマーバッテリーにより小型化と長時間駆動を可能にし、その名の通り「ウォークマン史上最高音質」を誇る、ポータブルオーディオ新世紀のフラッグシップを飾るに相応しいプレミアムモデルです。

「S-Master MX」「デジタルノイズキャンセリング機能」非搭載、強化された電源部・アナログ部により重厚感のある低域からノビのある高域まで余すことなく再生し、臨場感あふれるサウンドを楽しめます。

左右ch独立の24bit-DAC搭載に加え、グラフィックイコライザ機能や角型光出力、同軸デジタルアウトも装備したポータブルCDプレーヤーの完成形となることでしょう。


出ないんですか?そうですか。


スタフ屋→http://www.sutafuya.net/
タグ:SONY walkman
posted by うきょうたかし at 02:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2011年09月07日

eイヤホン秋葉原店でSENNHEISER HD25-1Uを買いました


本日の持ち出し機種:Panasonic SL-S30改
本日の持ち出しCD :天野月子「WINONA RIDERS」、SHOW-YA「HARD WAY TOUR 1991」ほか



みなさんこんにちは。スタフ屋の右京崇です。
冬までにMDR-Z1000がなんとしてもほしいと考えていた毎日ですが、とりあえず秋葉原に新たにオープンしたeイヤホンに一度いってみたいということで、Z1000を含め気になる機種を試聴できるだけ試聴してやろうと思い本日行ってきました。

閉店間際の7時45分頃に入店したのですが、多くのお客さんでにぎわっていました。


試聴可能機種がたしか300機種以上でしたか・・・

とりあえず金額やラインナップについてはもうネットショップなどで知っていたのでこれといった新しい発見はありませんでしたが、中古ラインナップや補修部品について色々と在庫が有る点は実に嬉しいものでした。


今日はちょうどSL-S30改というスーパーモンスターを持ち出していたのでギリギリまで試聴してやろうという事でZ1000やATH-SJ55などを試聴しました。
やはりMDR-Z1000は素晴らしいですね。よりいっそう欲しいという気持ちが強くなりました。

ただ私の予算的にかなり厳しいものがありますし、とりあえず安くて良い気軽に使えるヘッドフォンを探していたということもあり、5000円前後くらいまでで何か持っていないものを買おうということにしました。


先にも書いたとおり中古ラインナップが色々とあったため、こんなものがあるんだ、とか、こんなに安いんだ、などと物色しているうちに直ぐ8時を回ってしまいました。

中々決められないので帰ろうかと思ったときにHD25-1Uの中古を見つけました。この機種も買おうかどうしようか悩んでいた機種の一つでありましたが、ちょうど試聴するのを忘れていたため試聴機のところまでいって聴いてみました。

これは良い。
ちょうど求めていた毎日のポータブルヘッドフォンとして使えるサイズ・重量であり、締まったキレのある低音が印象的な音も大満足。

これを買えば日々のリスニング環境がまた良いものになると考えて、ポーン!と買っちゃいました。


音漏れについては普段ER-4Sばかり使っているということで、若干心もとなく感じ、すぐアウトドアフォンになるかは微妙なところというのが期待通りではないポイントでしたが、この価格でこれだけのものを買えたということで良い買い物が出来たと思います。

20110907001hd25.jpg

SL-S30に繋いでみました。良い感じですね。

中古ということで良い意味でラフに使えますね。


スタフ屋→http://www.sutafuya.net/
タグ:SENNHEISER HD25-1
posted by うきょうたかし at 01:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記