2011年01月16日

SL-S350Cのパーツを少し交換しました。



みなさんこんにちは。スタフ屋の右京崇です。

本日は以前少しパーツを交換していたSL-S350Cをさらにいじったので報告いたします。




コチラ松下電器産業製SL-S350Cは1993年発売のLEDが印象的な機種です。
この年の機種は独特で面白いですよね。
ハイビットのSL-S150にLEDがステキなSL-S350、重さと太い音が他とまったく違うSL-S550と、不思議な機種ばかりです。

これまでのSL-S300〜330系のように上から下まで美しく綺麗な音質傾向とは異なるため、それらの音が好きな人にはヴェールを一枚かぶせたような音が物足りなく思えるかもしれません。


私の持っているSL-S350/350Cのうち、今回いじった個体は1台目の350Cです。
525円で買ったものですが、購入時は電源が入ったり入らなかったりとかなり不安定な状態でした。

HP掲載写真は整備前のため純正のままですが実際は電源部等のコンデンサーを交換し、各ポイントも調整しています。

なぜ今頃これを引っ張り出したのかというと、所持松下機の中でも唯一ピックアップが死亡寸前であること、松下KSコンデンサーをゲットしたこと、つい最近話題が出たということからですね。

今回のお手入れポイントは以下のとおりです。
○トラバース載せ換え(悪いのはピックアップのみですが、時間がかかるので。)
○半固定抵抗交換(純正→コパルRJ-4W)
○音響効果スイッチジャンパ(スイッチ→0.8φ4N純銀単線)
○その他ヤバいコンデンサ数本(純正→KS、KMG)
○LED交換(純正赤色→高輝度赤色)

ピックアップが不安定なため基板が死んでいるものからトラバースごと移植。
移動用モーターやスピンドルモーターは全く問題ありませんでしたが、いちいちはずして付け直すのも煩わしいので丸ごと交換しました。

半固定抵抗は見てくれと自己満足ですね。まあせっかく個人がいじるのですから、少しでも良いものを使いたいという考え方からのお馴染みカスタムですね。

音響効果スイッチのジャンパももうお馴染みですね。
当然音響効果を使用できなくなりますが、使わない人には一番手軽で効果的なカスタムのひとつだと思います。
以前も記事に書いていますが、どうしても使っていると汚れがたまり接触不良や音質劣化を起こしてしまいますので、開けて汚れを取り接点復活剤をさす、若しくはジャンパすると良いでしょう。 → http://pcdp.sblo.jp/article/34726600.html

LED点灯・点滅時にもノイズがのっていたのでコンデンサーの劣化と判断し交換、その他ヤバそうなものも交換しました。(LEDノイズがのっていたものをコンデンサ交換で改善した以前の例はコチラ↓)
2010年2月10日記事 コンデンサ交換でノイズ消滅(Panasonic SL-S490C) http://pcdp.sblo.jp/article/35243276.html

LEDはマルツで購入したコチラに入れ換えました。
http://www.marutsu.co.jp/shohin_68177/


交換後の写真です。

20110116001sls350c.jpg


半固定抵抗と音響効果スイッチのジャンパです。この機種では赤い線でつながれた箇所をジャンパしてやれば音響効果が入っていない状態に出来ます。

20110116002sls350c.jpg


どうです!この違い!!左がLED交換後、右がノーマルのものです。ノーマルのLEDは暗いので申し訳程度にしか光りませんが、交換後のコレは明るいところでも点灯していることが良く分かります。

20110116003sls350c.jpg


DC4.5Vならばバックライトも点灯します。うぅ〜ん、オシャレ。

20110116004sls350c.jpg


作業終了後は当然ですが生き生きとしだしましたね。
状態のよい(というかこの1つをのぞけばピックアップはすべて状態が10点中7点以上)ピックアップに交換したのでCD再生も軽快です。
コンデンサー交換でLED点灯・点滅ノイズもなくなりましたし、高輝度LEDに交換したことで実に美しくなりました!


いやー、やっぱりPCDPは安く美味しく楽しめて且つ便利で質の良いナイスなアイテムですね。


スタフ屋→http://www.sutafuya.net/
PCDP紹介→http://www.sutafuya.net/pcdptop.html
SL-S350C紹介→http://www.sutafuya.net/pcdp/sls350c.html
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2011年01月14日

松下KSが届きました。



みなさんこんにちは。スタフ屋の右京崇です。
今回は前々から買おう買おうと思っていたコンデンサーが届いたので報告します。


コチラ。松下の5ミリハイトコンデンサー、KSシリーズ(黒)です。
共立エレショップで購入しました。→http://eleshop.jp/shop/

20110114001ks.jpg


PCDP党の皆さんにはもうお馴染みのコンデンサーですね。
松下機では主にSL-CTシリーズ、そのほかSL-Sシリーズなどに、SONY機などにもちょくちょく使われている(ルビコン製)、低耐圧高容量5ミリハイトというユーザーなかせのコンデンサーです。

何が辛いかって秋葉原じゅう探してもまー無いわけですよ。(メーカーはどこも作っていますが、パーツ屋にないのです。)
内部クリアランスが大きければ他のサイズのものも使用可能ですが、このような超小型品しか入らないものもあるわけです。
サイズの関係で使用可能なパーツがないという場合は、音質改善目的どころか単なる修繕目的でさえも満たせない可能性が高いわけです。

死活問題ですよ。


で、暫く前に共立エレショップで松下KSシリーズの大部分(全ラインナップではない)を取り扱っているということを知り、今回まとめて注文したわけです。

一番の目玉はもう言わずもがなですね。コチラ、4V220uFです。

20110114002ks.jpg


スケールがずれていますが、5ミリ高6.3ミリ径の超小型品です。

カップリングや電源関係に結構使われているんですよ、コレが。
SONY D-223や松下SL-CTなど、通常品ならば寝かせても入らないというものが意外と多く有り、大変必要になってくるコンデンサーなのです。

他の個体から取り外したものを流用するという手も有りますが、やはり新品を使いたいものです。SL-S300系などでも分かっていることですがこの手の超小型品は寿命が短いですからね。


残念ながら黒スリーブしかなかったということで、青スリーブのKSと入れ換えると音質的にはマイナスになる可能性がありますが、劣化してダメになったコンデンサーはもうそんな事言っている場合ではありませんからね。


殆どの品が手に入り一安心といきたいところですが、4V470uFが松下データシートから消えていることがかなり気になり(薄型機の電源に多用されている)ます。

あと6.3V330uFや8V330uF、10V220uFも共立さんで取り扱ってくれると大変ありがたいのですが。4V220uFと6.3V330uFの超小型品が一番欲しいコンデンサーなんですよね。


スタフ屋→http://www.sutafuya.net/
PCDP紹介→http://www.sutafuya.net/pcdptop.html
共立エレショップ→http://eleshop.jp/shop/
パナソニックKSシリーズラインナップ→http://industrial.panasonic.com/www-cgi/jvcr21pz.cgi?J+PZ+3+ABA0015+4++JP
タグ:Panasonic 整備
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2011年01月07日

Panasonic SL-XP50を直しました。



前々から直そう直そうと思っていたSL-XP50を直したので報告します。

20110107001slxp50.jpg

実際はもう数本交換しています。


さいしょはモーターが回らないという状態だったんですね。

このディスクが回転しないというのも結構あるトラブルですが、今回は皿が沈んで回らないパターンではなく、モーターに電源が行っていないというパターン。

手持ちでも何台かあります。

原因は色々考えられますがこれまたコンデンサ劣化だろうということでモーター電源ラインとその他複数のコンデンサーを交換しました。


はい、この通り無事再生するようになりました。

20110107002slxp50.jpg


20110107004slxp50.jpg

このCDジュエルケースとの比較を見てください。
1988年発売の単三使用機種だというのにもかかわらず物凄く小さいですね。
厚さはCDケース2.5枚分、面積はCDケースより小さいです。

この個体はボロボロですが、金属を多用していてデザインや質感が良く、操作性も良いです。
欠点は液晶が見づらいという点だけでしょう。

これぞまさに単三使用機の完成形であるといえますね。


音質はもう言わずもがなでしょう。
S30等とは全然違う構成ではありますが大差はありません。何を聴いても文句なしです。


さっそく色んなCDを聴いて遊んじゃってます。

20110107003slxp50.jpg


スタフ屋→http://www.sutafuya.net/
PCDP紹介→http://www.sutafuya.net/pcdptop.html
SL-XP50紹介→http://www.sutafuya.net/pcdp/slxp50.html
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2011年01月04日

SONY D-155ファーストインプレッション



所謂SONYの音というよりは松下サウンドに近いような。SL-S300/330/390系のように高音よりの感じ。下から上まで非常に綺麗な印象で、好きな音です。

コンデンサーの製造が96年後期なので96-97年生産品でしょう。

D-E808等に使用されているピックアップが使えるようなので長いこと使えそうですね。
独特なデザインもあいまって気に入りました。

ただちょっと振動に弱いですかね・・・


スタフ屋→http://www.sutafuya.net/
SONY D-155紹介→掲載後にアドレス記入します。

タグ:SONY Discman D-
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仲間が増えました。

本日の持ち出し機種:SONY D-223
本日の持ち出しCD :天野月子「WINONA RIDERS」


みなさんこんにちは、スタフ屋の右京崇です。
110機種を超えてなかなか店頭では持っていない機種に巡り会えない今日この頃ですが、D-155とSL-CT430を見つけたので高価ながら購入しました。

D-155は程度が3.5点でしたが調整で無事7点にまで持っていけました。

未掲載がたまってきたのでそろそろ更新しないとダメですね。


数だけ有って名のある機種が一つもないというご指摘を匿名メールで頂いたのですがこればっかりはゴメンナサイとしか言い様がありません。
私も好きで集めているので是非是非沢山欲しいところなのですが、流通価格や整備性、「僕が常用できるか」(←たとえばD-22などは現在1台しかなく、予備が手に入るメドも立たないから勿体無くて常用できない。)などを考えると正直全く手がでない・その気にならないというアレもあったりします。(音質はもう大体持っていないものも想像できるし十二分なものを持っていますので・・・)

とはいえモノとしての所有欲は当然ありますので運良く安く見つけられたらということにして、名の有る機種は皆さんにお任せして僕は自分の好きな機種を好きなように集めてパーツ交換したり整備したりして楽しもうと思います。

ふらっと寄ったお店にテクニクスやSONYの古〜い奴が安く出ていることを願いつつ。


スタフ屋→http://www.sutafuya.net/
PCDP紹介→http://www.sutafuya.net/pcdp/pcdp.html
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2011年01月03日

去年の持ち出しローテと今年の持ち出しローテ



みなさんこんにちは、スタフ屋の右京崇です。
サイト未掲載機種も結構たまってきていますが、やはり本格的に集め始めた5年前よりは当然ペースも落ちますし、大体型番や年代・見てくれで音を予想できるようになったので持っていない機種の収集もスローペースです。

とはいえ色々遊んでみるとどれもこれも面白かったりするわけで。

アンプ購入で今までは置物と化していたような機種も一気に日の目を見ることになりましたし。

これから先の新機種展開は絶望的ですが、安く美味しいPCDPへの愛はこれからも続けていくつもりでございます。


ところで今回の記事タイトルですが、私の日々の持ち出し機種ローテ再編を考えているんですよ。

アンプを買ったことで光ポータブルが可能になり、そして数がたまったこととパーツ互換などの知識と確認が取れたことで今までは持ち出せなかった機種も持ち出せるようになりました。

そんなわけで今年は去年まではあまり持ち出さなかった機種を中心にローテを組んでみようと思っています。


去年持ち出しの多かった機種は以下の通りです。


○Panasonic SL-S330/330C
音質と操作性から、主にマスターCDを持ち出したりCD購入予定がある日にこれを持ち出していました。
ボリウムが前面についていることもあり、薄めのかばんに入れているときの操作性も非常によいのです。


○Panasonic SL-CT800/830
小型薄型軽量ぶりから、そこそこ持ち出した機種です。ガム電池を定期的に充放電するという目的もありました。


○SONY D-223
こちらも音質と操作性からSL-S330/330Cと同じ用途で持ち出していました。オールド機はこれかSL-S330のどっちか、その日の気分で持ち出しましたね。


○SONY D-777
音質とCD購入予定、ガム電池の充放電等の目的からこれもちょくちょく持ち出していました。置き場所をかえてからはあまり使っていませんでした。


○SONY D-EJ2000
ジョグスイッチによる操作性が抜群に良く、小型薄型軽量ぶりと音質も文句無しなので最高のポータブル機としてゲットしてからは一番のヘビーローテーションでした。
ガム電池を偶数本で管理している私にとっては1本駆動という点が少々厄介であったことも事実です。(以下のD-NE820も同様。)


○SONY D-NE820 (2010右京崇's MVP)
少々操作性に難がありますが、慣れればかばんに忍ばせたまま操作が出来ちゃいます。
コチラも小型軽量薄型で音質もいいので度々持ち出していました。



というわけで今年は次のような機種を中心に持ち出してみようと考えています。


○Panasonic SL-S300/500系
僕が松下機の完成を見た機種群ですね。気が付けばD-223やSL-S330よりも数が多くなっていたので持ち出します。SL-S30系は僅か数ミリとはいえ分厚いんでパスです。


○Panasonic SL-S390系
390系はどれもノビのある高域が良く、気に入っています。基板の状態がヤバイ個体が増えてしまい、
「まあ壊れても良いや」
っていうことで持ち出します。


○Panasonic SL-CT710
おなじみD12Hjと組み合わせて光ポータブルを楽しみます。高域がすごい良いんですよ、コレが。光出力機ならほかにもありますが、これが一番台数多かったので。

○SONY D-EJ955
コイツもD12Hjとあわせて使いたいと思います。操作性やデザインは素晴らしいですからね。


まあほかにも機種は沢山あるので、このローテにとらわれず色々持ち出して遊んでみたいと思います。


スタフ屋→http://www.sutafuya.net/
PCDP紹介→http://www.sutafuya.net/pcdptop.html
posted by うきょうたかし at 00:55| Comment(0) | TrackBack(0) | PCDP

2011年01月02日

今年もよろしくお願いします。



いやー。
それにしてもまったくと言っていいほどブツがでませんね。

そろそろ枯渇ですか?
posted by うきょうたかし at 01:52| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記