2010年08月07日

嘘みたいな電池残量トラブル SONY D-EJ2000



みなさんこんにちは。スタフ屋の右京崇です。

しばらく前にD-EJ2000をゲットしたことはこちらとツイッターでお伝えした通りですが、つい先日このD-EJ2000(1)(おやおやぁ?)がイキナリ怪しくなってしまったんですね。

フル充電の電池を入れてもすぐ「lo batt」表示が出てぜんぜん使えない、というものです。
単三ケースとアルカリ電池を使った場合でも、はじめから残量が1目盛りで、ちょっとスキップ・サーチをしたらこちらも同様に「lo batt」という状態でした。
ACアダプタ時には全く何の問題も無く動きました。


はっきり言って経験上これはかなりヤバイ状況の可能性が高いため、正直相当焦りました。
だっていいとこ4500円だって言っている私が5000円も出してゲットしたんですよ?
たった1,2週間やそこらでダメになられてはショックなんてもんではないです。100円や200円のジャンクならまだアレですけど・・・

フル充電の電池を入れても電源が切れたりなんだっていうのは、コンデンサーやその他パーツの劣化によるものが多いです。

ここでオールド機ならば可変抵抗調整や電解コンデンサーを交換といったことでたいてい直ってしまうものですが、これは薄型機であり、残念ながらそういうことができません。


「頼むからパーツ劣化だけはカンベンしてくれよ・・・」

これがもう本心でした。

ただ経験上その筈だと、大体分かっていたためもうげんなりしました。

そんな訳で開けたところで何も解決しないと、もうダメなんだろうなぁと思いつつも最後の望みを賭けてあけてみたのです。

やはり一見何もオカシイところはありません。
届いたその日に私が完璧に清掃しているのですから、美品中の美品ですよ。


基板を裏返して見てみました。やはり何もおかしなところがなさそうなので、とりあえず接点を改めて綺麗にしました。

20100807001dej2000.jpg


そこで気が付きました。

20100807002dej2000.jpg

みてください、メイン基板とサブ基板を繋ぐケーブルが微妙に傾いているといいますか、抜けかけているのです。

とはいえね、まーさーかこんなことであんなトラブルになるとは考えられないじゃないですか。
接触不良つっても、この程度なら全くウンともスンともいわなくなるか問題なく動作するかのどちらかだと思うんですよ。

別に接点に不純物が付着して抵抗が増大しているというわけではないので、高電圧でしか動かないなんていうトラブルはありえないはずなんですけどねぇ。


で、これをちゃんと奥まで差し込んでみました。といっても写真の下側がコンマ3ミリ奥まで入る程度のアレですよ?

・・・・・・はい。嘘みたいな話ですが完璧になりました。

開放1.20VのNi-Cdでも余裕で動き出す驚異の省電力振り。

なんなんでしょうね、こんなアナログ的なトラブルは。

いずれにしても深刻な問題ではなくて良かったです。

皆さんお持ちの機種も、このような形で同様のトラブルが発生している場合があるかもしれません。


やっぱり開けてみることは重要ですね。


スタフ屋→http://www.sutafuya.net/
SONY D-EJ2000紹介→http://www.sutafuya.net/pcdp/dej2000.html
マイツイッター→http://twitter.com/ukyotakashi
posted by うきょうたかし at 03:16| Comment(10) | TrackBack(0) | PCDP