2009年11月13日

9年越しの想い散る 「三重苦」 SONY D-E999


本日の持ち出し機種:Panasonic SL-S190改
本日の持ち出しCD :中原めいこ「Meiko's BEST SELECTION 10+1」、早見優「YU HAYAMI CD-BOX Disc1-2」



みなさんこんにちは。スタフ屋の右京崇です。
久しぶりの更新です。資格試験の関係で更新が飛んでしまいましたが、多少忙しくてもなるべく短い間隔で更新しなければならないですね。これから頑張っていきます。

今回は予定を変更して記事を書きました。

要するに予告していたものは問題大有りの記事になってしまったということで、当分の間お蔵入りです。
「最近のドライブの多くはフルCLV書き込みでも、さまざまなCDプレーヤーで読みこめない、生焼けまがいのCD焼き性能でしかない」
ということを散々ボロクソに書いたものなのであまり良いものではありません。
再生機側がCD-Rを正式にサポートしていない場合は仕方ないといわれてしまうかもしれませんが、内周部だけが読めなくてそれ以降が読めるような状況だといえばこれがおかしいということは分かっていただけるでしょうか。


さて、そういうわけで今日の記事はSONY D-E999について書いたものです。

20091113de999_01.jpg

写真のPCDPがSONY D-E999です。

見ての通り、小型薄型でイカしたデザインが目を引きます。

今から9年前の2000年10月に発売したこのPCDPは私にとっても思い入れの強い機種の一つです。

店頭で見かけたその瞬間に惹かれたことを思い出します。

小型薄型軽量、デザインも秀逸で、私にとってもそら衝撃的の一言でした。

PCDPとはSONY D-33みたいなものという印象が長いことありましたし、それまでのPCDPはどれも似たり寄ったりのものですから、衝撃は尚更大きいわけです。

検索したらSONYさんの報道資料ページがありました。
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200009/00-0906/

上記リンク先の報道資料でD-E999の宣伝文句や概要は良く分かります。


以前「ゴージャスなPCDP」という記事を書きましたが、このD-E999もこの「ゴージャスなPCDP」に入るはずの機種です。

7年前におきた私の「D-EJ2000を買うかSL-CT800を買うか事件」でも書いたように、店頭で見る限りではその製品の音質や中身について全く分からないんです。

そのため、見てくれや宣伝文句、価格が上等であれば、そら相当なものというイメージを誰でも抱きます。

勿論、このD-E999は9年前のSONYのフラッグシップ機です。
ゴージャス好きの私はその店頭で輝くD-E999に心を奪われ、「欲しい」と切に願いました。

あまり経済的に余裕のない年齢でしたから、20000円前後ともなると資金集めには相当時間を要しました。(今でも経済的事情は同じなのでちょっとアレな話ではあります。)

結局、お金がたまったころには2002年になり、例の「事件」へとつながってくるわけです。


そんなこんなで私のD-E999に対する「想い・理想」というものはどんどん私の中で大きくなっていきました。

そして本年9月末、ついにD-E999の良品中古を見つけました。
価格は普段は買わない1050円でしたが、私にとって特別な一台であったため迷わず購入。

ここ最近のインターネット環境整備などでD-E999の不評も目にしましたし、良い機種悪い機種などの知識も入りました。
とはいえ先に述べたように、私の中でD-E999は神格化された憧れなわけですから、

「そうは言ってもSONYのフラッグシップ機。音が悪いなんてそんな阿呆なことあるはずが無い。凄すぎて持ってない人が僻んで言っているのだろう。」

と決め付けていた部分がありました。


期待と嬉しさにわくわくしながら帰宅、私の大好きな南翔子さんのマイベストCDを取り出しました。(ガラスのように澄んで伸びるのに、刺さらない。杏里さんよりクセが無く聴きやすい声質が魅力の稀代の名ボーカリスト南翔子さんです。また別の機会に紹介したいと思います。)



そのとき私の9年越しの想いは散りました。



南翔子さん独特のハイトーンボイスが別人なまでに曇っているのです。
いくら音が悪くても、人間の声を再現できないまでに帯域が狭い再生機なんて常識ではとても考えられません。

私の勝手な幻想は無残にも崩れ去り、後に残ったのは言いようの無い感情だけです。

それでも何か良いところがあるはずだと、様々なCDを様々なヘッドホンで聴きましたがダメでした。
SONY D-E999は名前の通り「三重苦」だったのです。

音が悪い・華奢・低互換性

最後のは少しアレかもしれませんが、間違ってはいないと考えています。


見た目はゴージャス、中身は最低。そう評価するしかないD-E999はとは一体なんだったのでしょうか。
Panasonic SL-CT790も同様の表現が似合うPCDPですが、このD-E999のほうがはるかに酷い音質です。

こういうときMP3に対応していればラジオリスニング等に一役買ったかもしれませんが、CD-DA専用ということでどうにも埒が明きません。

これだけ小型・薄型・軽量・スタイリッシュ・ゴージャスと、見てくれに関しては相当ハイレベルなわけですから、私の勝手な想いもあいまってD-E999は尚更ガッカリ度が増しました。

現在どうすることも無く仕舞っているD-E999。
PCDP収集家としてはそらどんな機種でも欲しい気持ちはありますが、やっぱりやるせない気持ちになってしまうのです。


今回は私が9年前に憧れ、勝手にイメージを増大させ、その末に全てを壊されたD-E999について書きました。

今回は批判ばっかりになってしまってごめんなさい。
次回は他機種の良いことを書きたいと思います。


スタフ屋→http://www.sutafuya.net/
D-E999紹介→http://www.sutafuya.net/pcdp/de999.html
(D-E999紹介ページはまだ設置していません。)
posted by うきょうたかし at 23:40| Comment(2) | TrackBack(0) | PCDP